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はじめに
消費行動モデルの推移
過去に「AIDMA」や「AISAS」などの消費行動モデルが発表され、それに準規し検討をしてきた経緯も多くあったかと思います。
2000年問題が終わったあたりからPCが徐々に普及し始め、スマホの登場によりwebの世界が一気に一般に広まりました。
このスマホの普及によりweb検索が浸透し「テレビ・チラシ・看板」といった「注意喚起をする媒体」からの情報収拾はまだまだ健在しているものの、「自ら検索」し「自ら選択肢を得て」、「自ら決定する」というライフスタイルに変化した人が多く存在すると思います。
webの世界の変化
過去まだwebが浸透するまでは「プロダクトアウト」の世界のようなイメージでした。
「うちの商品はこうです!」「うちの商品はこのように良いのです!」「だからいかがですか?」・・・という、いわゆるチラシのようなものです。
それが今はどうでしょう?
AISASに見る、「シェア」という「同じ立場であろう人物による情報の共有」という「第三者」が登場しました。
「良いことばかり書いているけど、実際はこうなんだな」と思われるケースや「あぁやはりこのように良いサービスなんだな」と意思決定の後押しをしてくれるケースもあります。
いずれにせよ「閲覧者にとって有益な情報を、シンプルに提供する」ということがwebの世界に不可欠となりました。
事実グーグルの意向もずっとそのような方針です。
webの世界ではより「マーケットイン」となるよう、「良い情報の提供が必須」な戦略を策定が必要になりました。
いかにノウハウを保有しているか、いかに実績を出しているか、いかに「私にあったサービス」を提供してくれそうか・・・
消費者の思考・行動はどんどんレベルアップしています。
DECAXで考える消費行動モデル
前置きが長くなりましたが・・まずDECAXとは
Discovery(発見)→Engage(関係)→Check(確認)→Action(購買)→eXperience(体験と共有)
とされています。
事項より砕いてみましょう。
Discovery(発見)
まず消費者はニーズが顕在化された時に検索をし、発見をします。
さまざまな状況が考えれらますが・・
・お腹が空いたからディナーを探す
・会社を設立したからホームページを作る
・パソコンが古くなったから買う
また順番が入れ替わりますがこの発見は最後の項目eXperience(体験と共有)とも繋がります。
それは「知り合いなどがシェアした情報が目に入り「潜在ニーズが顕在化した」時なども当てはまります。
・知り合いがシェアした料理の写真が美味しそう
・知り合いがシェアした写真の風景が良さそうなところだった
・自分がまったく意識してなかったものだが、知り合いのシェアでその情報を知り、興味が出た
その顕在化された(または潜在から健在になった)ニーズに応えれる「コンテンツ」を保有したホームページかどうか、がアクセスのキーとなります。
Engage(関係)
上記の状態を思い返すと、自分でも同じ状況があったことが思い出されるのではないでしょうか?
ここで出て来るのがEngage(関係)です。
ダイエットをしたいと思ってなくても、知り合いが「効果がありそう」「効果があった」ダイエット法の記事をシェアしてたら「ついつい保存」したり、「フェイスブックだといいね」をしてしまったり・・あとから読もう、他に情報はないだろうか?と「行動に移してしまいますよね?
良いコンテンツを発見したら、そのコンテンツを元に「つながりを持つ」という「関係」ができあがります。
自分で検索して良い情報を「発見」した時も、「ブックマーク」したり「再度検索」して再度発見したりすると思います
Check(確認)
実際にそれを購入しようとした場合、「このサイトの情報を色々見てみる」ことをしたり「他の類似のサイトを探したり」して「自ら検証」を行いませんか?
一般的な商品であれば「価格」を調べたり「納期」を調べたり。
独自性のあるサービスならば「他の人のレビュー」を見たり「似たようなサービスがあるか」調べてみたり・・・と。
ここでより購買者のチェックが入り、「良質なコンテンツだ」と判断された場合にアクションが起こります。
ここで「これはいかにも宣伝だ」と感じ取った場合、次のアクションである購買に至らないことがあります。
また少し話は変わりますが「問い合わせがわからない」、「メールフォームがめんどう」というケースの場合、コンバージョンが低下する事も多くあります。
Action(購買)
上記までがクリアできて、ようやく「購買」という「消費者のアクション」が生まれます。
意思決定までこれらを繰り返し行うのが、消費者の行動です。
車や家などのレベルになると、「1年以上色々見て回る」事もありませんか??
決め手は常に「自分が納得し、考えに軸ができた時」だと私は思います。
eXperience(体験と共有)
購買まで進めば「そのサービスを手にした時」ですね。
この状態では「率直な感想など」が生まれるはずです。
その商品の満足度が「良い、普通、悪い」、期待より「良い、そのまま、悪い」、想像「以上、同等、以下」、自慢したい、本当に共有したい、報告したい・・・
買った瞬間、食べた瞬間、撮った瞬間「シェアしたくなる」人も多いのではないでしょうか?
中には「自分が買ったものは良いものだ」と自ら是正のためにシェアしたり文章書いたりするような人もいるような・・・苦笑
こうした体験の共有(シェア)が拡散され、また発見され、そして色々と調べられ、購買プロセスの渦に入っていきます。
終わりに
いずれにせよ、「体験を共有」し、その「その情報を得る」機会が格段に高まったネットワーク世代への突入です。
そこに「我が社の良質な情報を提供する」という行為は、まさに不可欠なものとなりました。
この北九州でも良質な情報を待っているユーザーは多く存在します。
ぜひ御社の「エンドユーザーのためになる情報」を会社としてブログで提供しましょう。
次回はブログの書き方とは?を書きたいと思います。